日記

最新7回分

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2017年5月9日(火) 平成29年度盲ろう者通訳介助員養成講座


那珂市。
茨城県盲ろう者向け通訳・介助員養成講習会を開催します
【city.naka.lg.jp/page/page00338…】
盲ろうボットさんがリツイート。
2時間前

2017年5月9日(火) お知らせ


茨城盲ろう者友の会お便り       
平成29年4月26日発行

1.5月総会のお知らせ
日 時:平成29年5月14日(日)13時〜15時
場 所:水戸社会福祉協議会(赤塚ミオス2階大研修室)
 先日ご案内のとおり、平成29年度友の会総会を開催いたします。
出欠(委任状)、質問事項への回答の返信がまだの方は
5月6日(土)、事務局の小島までお願いします。

○役員会は午前10時30分から、同じ場所で行います。
○盲ろう者の方は「やすらぎ」に早めに通訳介助依頼をお願いします。

2.4月交流会の報告
実施日:4月9日(日)13時〜15時 
場 所:土浦社会福祉協議会(土浦ウララ4階 第1・2講義講習室)
参加者:11人(盲ろう4人)千葉のoさん、yさん
 総会資料の準備を早々に済ませ、お花見を予定していましたが
生憎のお天気のため、今回の交流会は時間までそれぞれ自由に
おしゃべりを楽しみました。NさんとAさんお二人が懐かしの歌を
一緒に歌われて場がとても和んでいました。

3.6月交流会について
日 時:6月10日(土)
場 所:土浦社会福祉協議会(土浦ウララ4階 第3講義講習室)
 内容時間等は後日お知らせします。

4.学習会のお知らせ
(1)赤塚指点字勉強会(名称変更)  
 日 時:5月23日(火)13時〜15時
 場 所:水戸市社会福祉協議会赤塚ミオス 第1小研修室
 〇ご参加の方は事前にご連絡ください。
(2)取手指点字サークルは通常通り行います。

<発行>
茨城盲ろう者友の会 会長 大谷 好勝

2017年4月4日(火) 

2017年4月4日(火) 交流会


茨城盲ろう者友の会お便り       
平成29年3月24日発行

1.4月交流会のお知らせ
期 日:4月9日(日)13時〜15時
場 所:土浦社会福祉協議会(土浦ウララ 4F 第1・2講義講習室)
内 容:総会の資料準備&交流会

○役員会は午前10時30分から、同じ場所で行います。

○盲ろう者の方は「やすらぎ」に早めに通訳介助依頼をお願い致します。

2.3月交流会の報告
実施日:平成29年3月12日(日) 
場 所:茨城県立歴史館 
参加者11人(盲ろう4人)

特別展では「アイヌ刺繍の世界」が開催していました。

感想
☆アイヌ人は芸術性が高い人だと思った。
☆触れる展示が無かったのが残念でしたが、喫茶店でみんなとコーヒーを飲んで
楽しく交流ができて良かった。

3.茨城盲ろう者友の会
平成29年度総会
日時:5月14日(日)13時〜15時
場所:水戸市社会福祉協議会
(赤塚ミオス 大研修室)
詳細はまた後で連絡致します。

4.その他
第26回全国盲ろう者大会について
開催日:8月18日(金)〜20(日)
会 場:岩手県 花巻温泉(株)ホテル千秋閣

5.学習会のお知らせ
(1)前川指点字勉強会  
  
次回日程
5月23日(火)13時〜15時
  水戸市社会福祉協議会赤塚ミオス 第1小研修室
  (ご参加の方は事前にご連絡ください。)
(2)取手指点字サークルは通常通り行います。

<発行>
茨城盲ろう者友の会 会長 大谷 好勝

2013年4月28日(日) 事務局からのお知らせ


茨城盲ろう者友の会 事務局です

近くの運動公園には赤やピンクのつつじが満開で、スポーツ愛好家や散歩の人
達の姿も多く見られます。それにしてもまだまだ寒暖の差がありますね。
みなさまお元気でお過ごしでしょうか?


(1)5月総会のお知らせ

日時:平成25年5月12日(日)13時〜15時
場所:水戸社会福祉協議会(赤塚ミオス)大研修室

出欠のお返事を事務局 中野光江までお願い致します。
締め切り:4月30日(火)厳守でお願いします。

※役員会は10時からです。


(2)第22回全国盲ろう者大会締め切り間近のお知らせ

日時:平成25年8月23日(金)〜25日(日)
主催:社会福祉法人 全国盲ろう者協会
場所:幕張メッセ国際会議場(千葉県千葉市)
参加費:大人6000円 中学生〜高校生1000円
  (1日参加も全日参加も参加費は同じ額です。)
申し込み締め切り:5月10日(金)
  (茨城盲ろう者友の会でまとめますので、事務局までご返信ください。)

この大会は盲ろう者・盲ろう児とその家族、通訳・介助員及び盲ろう教育・
福祉関係者等が一堂に会し、年1回の情報交換を行い、我が国の盲ろう福祉の
あり方について討議するとともに、通訳・介助技術のいっそうの向上を図る機
会とし、もって社会福祉の増進に寄与することを目的としています。本大会の
開催にあたり、千葉県在住の盲ろう者及びその支援者、関東・甲信越地区の友
の会が協力しています。どんな雰囲気なのかをごらんになるだけでも、得るも
のものがあると思います。第14回(2004年)は茨城県が開催地でした。
(昨年の開催地は愛媛県。参加者635人内盲ろう者201人)1日だけでも
参加できます。希望者は、詳しい資料を送りますので事務局まで問い合わせく
ださい。主な分科会の内容は以下の通りです。

8月24日(土)
「全国の盲ろう者の生の声を聞く」「盲ろう者のための健康づくりと盲ろう者
によるマッサージのプチ講習」「知っていますか?使えますか?防災グッズ、
あれこれ」「お楽しみ処」「よりよい盲ろう者向け通訳・介助員養成講座につ
いて考える」機器展示・作品展示コーナー、
社会見学「ディズニーシーではじける一日を」「成田山新勝寺コース」

8月25日(日)
「盲ろう者の結婚を考える」「盲ろう者のレクリエーション」「盲ろう者も活
用できる情報機器」
社会見学「国際ビジネス街の中のオアシスを訪ねて〜幕張散策」


(3)4月の交流会の報告

日時:平成25年4月14日(日)13時〜15時
場所:土浦社会福祉協議会(土浦ウララ2)4階 講義講習室1
内容:総会準備とおしゃべり会
参加者:22名(内盲ろう者5名)

○交流会開始少し前に(C.A盲ろう)さんが「こんにちは」と参加されまし
た。なんと一人で電車に乗っていらっしゃったそうです。聞けば「通介を頼み
もし当日の天気や体調でキャンセルになると…と考え、依頼しなかった。」と
のお話。「JRの駅長さんや駅員さんが親切に手伝ってくれて、とてもうれし
かった。」とおっしゃっていました。

○総会準備は例年通り、A3資料の中央を折り、入会申込書をはさみ、冊子に
して出来上がりです。来賓先への宛名書きも順調に進み、1時間くらいで終了。
その後は円くなり、お菓子を食べながらの交流(自己紹介等)が始まりました。

○千葉県からご参加の0さんの通訳介助者Yさんが、折り紙で作ったクジャク
やペンギン、玉手箱等、また四葉のしおりや広告で作った花のブローチをたく
さん持ってきてくださいました。箱の中には色とりどりの作品がぎっしり。ど
れもとても丁寧に作られていました。みなさんお気に入りを1,2個いただい
て帰りました。心のこもったプレゼントをありがとうございました。


(4)国際盲人マラソンかすみがうら大会 額賀次子さん第3位!

この大会は日本有数の大会として位置づけられています。今年も全国各地か
ら2万7千人を超えるエントリーがあり、友の会会員の額賀次子(盲難聴)さ
んも出場されました。4月21日当日は雨が降り、4月としては48年ぶりと
いう低温で寒い中、見事完走されました。種目5KmB−1女子の部 第3位
の快挙でした。いつもお元気で目的に向かって一生懸命、努力していらっしゃ
います。賞状とメダルを戴いたそうです。おめでとうございます!


(5)第16回茨城県聴覚障害者大会 高橋好文さん表彰!

第16回茨城県聴覚障害者大会が3月10日(日)に常陸太田市生涯学習セ
ンターにて開かれました。実行委員長は、友の会の会員でもある大谷好勝さん
です。この大会の中で表彰が2つありました。ひとつは水戸市聴覚障害者協会
に対して、そしてもうひとつは(社)茨城県聴覚障害者協会表彰状が、ひたち
なか市在住の高橋好文さん(友の会賛助会員です。)に贈られました。「永年に
わたり聴覚障害者を援護し、地域聴覚障害者団体の活動に尽力され、福祉向上
に寄与された功績を称えます。」いつもはつらつと前向きに活動していらっしゃ
る高橋好文さん、おめでとうございます!


(6)全国盲ろう社協会の今年度の予定

・7月8日(月)全国大会実行委員会

・8月23日(金)〜25日(日)第22回全国盲ろう者大会

・10月21日(月)〜25日(金)
盲ろう者向け通訳・介助員養成のためのモデル研修会 東京戸山サンライズ

・10月10日(木)〜14日(月)または10月12日(土)〜16日(水)
盲ろう者向けパソコン指導者養成研修会 会場未定(東京都)

・11月2日(土)〜3日(日)または11月3日(日)〜4日(月)
全国コーディネーター連絡会 会場未定(東京都)

・11月15日(金)〜17日(日)または11月22日(金)〜24日(日)
盲ろう者向け通訳・介助員現任研修会 

・12月7日(土)〜8日(日)または11月30日(土)〜12月1日(日)
・全国盲ろう者団体ニューリーダー育成研修会 (東京都)

・全国盲ろう者地域団体ブロック会議 全国6カ所

2013年3月25日(月) 嬉しいニュース


    ーー 福島智教授に第9回ヘルシー・ソサエティ賞 ーー
 社会福祉法人全国盲ろう者協会理事で東京大学先端科学技術研究センター教授の福
島智氏が、第9回ヘルシー・ソサエティ賞を受賞した。同賞は、国民の生活の質の向
上を目指し、さまざまな分野で指導的役割を果たした方々を顕彰するため、公益社団
法人日本看護協会とジョンソン・エンド・ジョンソングループ日本法人各社によって
創設されたもので、授賞式は3月19日、東京都港区のホテルオークラで開かれた。
福島氏は盲学校在籍中に失聴され、以後当事者の立場から盲ろう者問題の啓発、およ
びそのQOL(生活の質)の向上に尽力されてきた。我が国初の重複障害者の大学教
授として、盲ろう者支援への一貫した実践的取り組みが評価され、教育者部門での受
賞が決まった。

2012年4月27日(金) 協会だより

ニュースレター
平成24年4月・第12号
〜日本のヘレン・ケラーを支援する会〜
社会福祉法人全国盲ろう者協会


福島理事が怒りの発言
総合福祉法をめぐって
〜第19回障がい者制度改革推進会議総合福祉部会〜
 去る2012年2月8日に開催されました第19回障がい者制度改革推進会議総合福祉部会において、新しい障害者福祉法についての厚生労働省案が示されました。既にご承知のように、この厚生労働省案は、障害者が中心となってまとめた障がい者制度改革推進会議総合福祉部会の骨格案がほとんど生かされてない内容になっていることから、多くの障害者団体が異議を唱えています。
 当協会では2月20日付で、全国の各友の会等地域団体へ向けて、この問題に対する全国盲ろう者協会のこれまでの取り組みについて説明すると共に、同会議における当協会福島理事の次の抗議声明を紹介しました。

(別添)
(2012年2月8日総合福祉部会での発言メモ・福島智)
 東京大学の福島智です。海外出張などで長らくご無沙汰してしまいました。申し訳ありません。およそ1年ぶりに帰国して、私は障害者制度改革をめぐる日本の状況の変化に、愕然としています。しばらく日本を離れていたことをたいへん心苦しく思いながらも、その立場を踏まえて、あえてお話しさせていただきます。
 みなさん、思い出してください。2009年の政権交代時の衆議院選挙で、民主党はマニフェストにおいて、「障害者自立支援法を廃止し、新たに障がい者総合福祉法を制定する」、と明言したことを。そして、政権交代が実現し、2009年12月には鳩山総理を本部長とする「障がい者制度改革推進本部」が設置されたことを。その翌月、2010年1月には、先に提訴されていた「自立支援法違憲訴訟」において、政府・民主党は自立支援法の問題点を認め、原告・弁護団と「和解」にむけての「基本合意」を取り交わし、当時の長妻厚生労働大臣が合意文書に署名したことを。
 みなさん、思い出してください。その直後に障がい者制度改革推進会議が発足したときのあの熱気を。そして、同年4月にはこの「総合福祉部会」が設置されたことを。推進会議とこの総合福祉部会で、何十人という障害者やその関係者が、いったいどれだけ膨大な時間とエネルギーを費やして、議論を重ねてきたかを。そうして、昨年2011年8月には、この総合福祉部会の55人の構成メンバーの総意として、総合福祉法制定にむけての「骨格提言」を策定したことを。多くの傍聴者があり、ネットでの配信もありました。
 私たち自身の背後に、傍聴のみなさん、そして、ネットやさまざまなメディアで私たちの議論に注目してこられた方々がいったいどれだけの数おられたことか。
 こういう背景を踏まえたとき、「総合福祉法」は、この「骨格提言」の趣旨を最大限に反映したものでなければならないのは当然の流れだと思います。
 ところが、仮に名称は「総合福祉法」であったとしても、今の厚生労働省案では、実質的に「自立支援法の一定程度の改正」といわざるを得ない内容に留まっているのではないでしょうか。
 たとえば、「障害程度区分の見直し」について。「法の施行後5年を目途に、障害程度区分の在り方について検討を行い、必要な措置を講ずることとする規定を設ける」とありますが、結局これは、この問題を5年間先延ばしにすると言っているだけのことではないでしょうか。
 また、「地域生活支援事業の充実」という部分について。「地域生活支援事業として、地域社会における障害者に対する理解を深めるための普及啓発や、ボランティア活動を支援する事業を追加する」とあります。しかし、もともと現行の「地域生活支援事業」は、「自立支援給付」の10数分の1程度の予算規模しかありません。国の責任で進めるべき事業を、個人の自発的な活動である無償の「ボランティア」で補おうというのでしょうか。
 こうした「法案」を読んで感じることは、民主党の誠意の乏しさです。これは、信義を守ること、つまり「信義則」に反することと言わねばならないでしょう。昨年8月の「骨格提言」策定以後、いったい民主党は何をなさっていたのでしょうか。
 仮に総合福祉法の「骨格提言」の内容に全面的に沿った新法制定がすぐには実現できないのであれば、「骨格提言」のどことどこの部分なら実現できるのか。逆に、どこは実現できないのか。なぜできないのか。また、どうすれば実現できるのか。そして、いつごろまでに実現できるのか、といったことを、政府・民主党は一つ一つ丁寧に示すべきではないでしょうか。
 「骨格提言」を実現する上での最大のハードルは、厳しい財政状況を背景とした財源問題だといわれます。そして、その一方で、過去数年、こうした厳しい財政状況の下でも、障害関連予算は年々増加しているのだと指摘されます。しかしそれはニーズ増大に伴う予算の「自然増」であり、「自然増」はあくまでも「自然増」なので、実質的な「予算増」とは異なります。
 財政問題についていえば、民主党は「社会保障と税の一体改革」ということをさかんに主張していますが、その「社会保障改革」において、マニフェストに掲げていた「障害者制度改革」がどのように位置づけられているのか、まったく分かりません。 政治的発言力が小さく、相対的に弱い立場におかれがちな障害者の問題は、無視・軽視してもよいということなのでしょうか。
 日本には法的に認定された障害者だけでも今、およそ750万人います。難病や発達障害などの方々も含めれば、1千万人を超えるでしょう。さらにご家族なども含めれば、障害のある当事者とその身近な人たちは、3千万人から4千万人、つまり、国民の3人から4人に1人が障害の当事者やそのご家族ということになります。こう考えると、けっして障害者問題は本来小さな問題ではないはずです。
 なにも、障害者だけを特別扱いにしてほしいというのではありません。道路を歩いたり、周囲の人と会話をしたり、トイレに行ったり、水を飲み、ごはんを食べ、酸素を呼吸する・・・、などの人間の生存のための最低限の行為、人間が尊厳をもってこの社会で生きていくうえで、絶対に必要なことが自力ではなかなか難しい人たちに対して、社会のみんなでお互いに支えあっていきましょうと要望しているだけです。弱い立場の人間を無視・軽視する社会は、やがて衰え、力をなくして滅びていくでしょう。
 逆に、たとえ人生でどのように困難な状態におかれ、辛い・苦しい状況におかれても、自分ひとりではないんだ、人としての尊厳をもって生きていける、社会のみんなで支えあって生きていけるんだ、ということが国民すべてに実感されれば、その安心感は、一人ひとりの生きる活力となり、それが合わさって社会全体の活性化につながるでしょう。
 民主党は、社会的に不利な立場にある人の味方であり、相対的に弱い立場におかれがちな人を応援するというメッセージを社会に発信して、そのことで3年前に政権をとったのではなかったのでしょうか。
 私たちすべての人間は、本来、おそらく人生において予期しなかった苦悩や悲しみ、辛さを体験する存在です。それは個人の力ではどうにも避けられないことです。国家と社会全体で互いに支えあうしかありません。私たち日本人は、こうした人と人との支えあいの大切さを、昨年の3月の大震災をとおして、象徴的な体験として改めて心に痛切に刻みこみました。
 民主党のみなさん、どうか政治家としての原点の志を、初心を思い出してください。マニフェストに掲げただけでなく、裁判所という公正な場での議論をとおして、「和解」が成立し、公式の文書に大臣が署名したことまでもが、もし、ないがしろにされてしまうのであれば、私たち国民は、いったい何を信じればよいのでしょうか。
 民主党のみなさんの、政治家としての誠意と魂にお願いします。政治への期待を繰り返し裏切られ、政治不信を通り越して、政治に絶望しかけている日本国民の一人としてお願いします。
 強く、お願いします。


義援金総額320万円を配布
〜東日本大震災被災各県の盲ろうの方へ〜
 東日本大震災で当協会へ寄せられた義援金は、3月31日現在で189の個人・団体から3,210,081円に上りました。これらの義援金は、まず6月に宮城、福島、岩手、茨城の被災4県の各友の会を通じて、64人の盲ろう者個人に配分したほか、希望に応じて補聴器の電池、携帯ラジオ、乾電池などを送るために使われました。その後、12月にも4県の友の会へ追加配分をするなどして、3月31日現在までに総額3,191,470円の義援金を配分しました。


「盲ろう者向け生活訓練等事業」
平成24年度も継続実施
〜地域での訓練のあり方を検証〜
 平成22年度より、埼玉県所沢市にある国立障害者リハビリテーションセンターで実施されていた盲ろう者宿泊型生活訓練等モデル事業は、平成23年度末で終了しましたが、厚生労働省では、平成24年度以降も引き続きこの事業を実施し、本格的実施に向けた検討を続けることとしました。
 平成24年度は、全国盲ろう者協会が直接委託を受け、これまでに実施されたモデル事業の成果としてまとめられた生活訓練等マニュアルに基づいて、これを地域の友の会や施設等で実施し、検証する目的で行われます。
 とりあえずは、訓練施設を持っている友の会として、東京盲ろう者友の会の協力を得て、東京都内の盲ろう者を中心に訓練を実施します。訓練期間は9月から12月までの4ヶ月間、一人につきおおむね1ヶ月程度。東京都盲ろう者支援センターで生活訓練を受けながら、マンションで単身生活を送り、体験型プログラムを経験します。
 この事業は、盲ろう者のためのリハビリテーションセンターを作ってほしいという、当協会や盲ろう者の声を受け、平成21年9月に国が勉強会を開いたことから始まりました。平成22年10月から平成23年9月には、国立障害者リハビリテーションセンターにおいて実際に訓練が行われ、その成果は生活訓練等マニュアルとしてまとめられる予定になっています。訓練のポイントは、「盲ろう者を孤立させない訓練」にあり、訓練中や訓練以外の生活の場面で、通訳・介助員をどのように配置するかを検証することにあります。平成23年度までのモデル事業では、訓練時間中のみならず、余暇時間、日曜・祭日、夜間のすべてに通訳・介助員を配置して行われました。今回の訓練では、夜間については通訳・介助員を配置せず、盲ろう者が単身で生活するためにはどのような配慮が必要かを検証していきます。


第21回全国盲ろう者大会
〜愛媛県松山市で開催〜
 東日本大震災のため中止となっていた第21回全国盲ろう者大会は、本年8月3日(金)から6日(月)の4日間、愛媛県松山市で開催されることになりました。昨年の中止決定以後、今年度の開催に向けて候補地の選定を進めていましたが、なかなか決まらないため、全国盲ろう者団体連絡協議会が発案して、以後各ブロックで輪番制で開催していくことになりました。その最初の開催地として、NPO法人えひめ盲ろう者友の会が名乗りを上げ、開催が決まったものです。以後、平成25年度は関東・甲信越地区、平成26年度は近畿地区が担当することになっています。今年度の開催地は次の通りです。
 日時 平成24年8月3日(金)〜6日(月)
 場所 愛媛県県民文化会館(ひめぎんホール)
(〒790-0843)愛媛県松山市道後町2−5−1
電話 089-923-5111  FAX 089-923-5112
 会場の「ひめぎんホール」は、有名な道後温泉の近くです。松山市内には大きなホテルがないため、宿泊は近くのビジネスホテル等に分散することになります。「アッシャー症候群」や「頸肩腕症候群」の問題など、懸案であったテーマについても分科会が持たれる予定です。


新企画・ニューリーダー育成研修会
〜盲ろう者友の会活性化のために〜
 当協会の新しい企画である「全国盲ろう者団体ニューリーダー育成研修会」の第1回研修会が、12月10日(土)〜11日(日)の2日間、東京・新橋の「301新橋ビル」で行われました。これは、独立行政法人福祉医療機構の助成によって実現したもので、全国の各友の会の新しいリーダーを育成する目的で開かれたものです。
 現在、わが国では障害者権利条約の批准に向けて、障害者制度の見直しが進んでいます。そうした動きの中で、大きく叫ばれていることの一つに「障害者を抜きにして障害者のことを決めない」ということがあります。障害者自身が主体となって、これからの障害者問題を解決していこうという流れです。盲ろうの世界もこうした動きに応えていく体制を作らなければ、様々な行政の動きについていくことができません。一方、全国の友の会の実状を見ますと、組織を引っ張っていく盲ろう者の人数があまりにも少なく、限られた人が様々な条件と戦いながら活動しているのが現状です。もう少し、盲ろう当事者のリーダーが増えないと、盲ろうの世界だけ、世の中の動きについていけないということになってしまいかねないという思いから、この研修会は企画されました。
 企画委員会は、比較的若い盲ろう当事者で構成され、当日の研修会では、全国盲ろう者団体連絡協議会の役員を中心とするベテランの人たちが講師を務めました。


大阪府が利用条件を大幅改善
〜通訳・介助員派遣事業〜
 大阪府では、平成24年度から盲ろう者向け通訳・介助員派遣事業について、利用条件を改善すると発表しました。これによると、年間の利用時間はこれまでの750時間から1,080時間にアップし、1日の利用時間もこれまで8時間が上限であったものを、上限なしとすることになりました。通訳・介助員に支払う謝金単価は、これまでの1時間当たり1,100円から1,450円となります。大阪盲ろう者友の会による、粘り強い交渉が実ったものと言えます。


会費納入のお願い
 皆様からお寄せいただく賛助会費や寄付金によって当協会は運営されております。皆様のお志に深く感謝申し上げます。
 厚かましいお願いで恐縮ですが、平成24年度の会費をお納めいただきたく振込用紙を同封させていただきました。
 当協会の会計年度は4月1日から3月31日となっていますので、本年4月1日以降にお振り込み頂きました会費が、今年度分となります。したがいまして、本年4月以降に既にお納め頂いている方には振替用紙を同封しておりません。万一行き違いがありましたら失礼の段はお許し下さい。
 なお、例年団体賛助会費をお納め頂いている法人には、大変失礼ながら、請求書を同封させて頂きました。これも厚かましいお願いですが、よろしくお取りはからいいただきますようお願い申し上げます。

 個人賛助会費  1口 年 3,000円
 団体賛助会費  1口 年50,000円

 口座名  社会福祉法人全国盲ろう者協会
 郵便振替口座  00190−7−32546
 銀行口座  三菱東京UFJ銀行 神保町支店 普通預金 2190735


編集後記
 東日本大震災をきっかけとして、当協会事務所は千代田区神保町から新宿区早稲田町(ワセダマチ)に引っ越しました。部屋も広く明るくなりました。来やすいせいか、事務所を訪れる人も増えたような気がします。(塩谷)
----------
橋間信市(Hashima Shin'ichi)
e-mail: hashima@jdba.or.jp

社会福祉法人全国盲ろう者協会
〒162-0042
東京都新宿区早稲田町67番地 早稲田クローバービル3階
tel: 03-5287-1140
fax: 03-5287-1141

(8月1日より事務所が上記に移転しました)

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