東京都盲ろう者支援センターレポート★新保さんからのメール(トップページの「盲ろう者交流日誌」にアップしてあります。)でも紹介された、「東京都盲ろう者支援センター」の内覧会レポートがメールでとどきました。 浜口裕子さんは、息子の翔太君と参加したようです。 東京都盲ろう者支援センター受信日時:2009年5月29日(金曜)8時9分 浜口です。 おととい、東京都盲ろう者支援センターの内覧会に行ってきました。 安藤千代子さん、竹内さん、私(翔太付)で行き、会場で佐藤さんとカンナちゃんと合流しました。 秋葉原で乗り換える時や浅草橋駅から出るときは、エレベーターがなく、ベビーカーで階段を上り下りするのが思った以上に大変でしたが、親切な方が手を貸して下さってありがたかったです。 旅は道連れ、世は情け。感謝感謝でした! センターは駅から3分で、分かりやすかったです。 ビルの2階にエレベーターであがりました。 入り口で受付をすませ、一番広い部屋の交流研修室に入りました。 福島智さんや、奥様の光成さんが、来客者と挨拶していて私たちもお話しました。 安藤さんは今年度の茨城代表ということでも挨拶されました。 ゆっくり一歩ずつ進んでいってください。」と福島さんが言っていました。 佐藤さんはクラスメイトなだけあって、すばらしい友達口調でした! 「佐藤だよ。来たよ。」 「おお、よく来たねえ!」 二人の絆を感じました。 交流研修室は正方形の部屋です。 3人がけのテーブルが10個入るともういっぱいで、きのうは6つ出してありました。 大型テレビやホワイトボード、盲ろう者関係の本や関係団体の機関誌、会報が置いてありました。 おいしい水も自由に飲めます。 ここでは交流会や学習会、研修会が行われるそうです。 その隣は訓練相談室です。 細長い部屋です。 点字ディスプレイなどを利用したパソコンコーナーがあり、3台置いてありました。 拡大読書器などの補助具もいろいろな種類を試すことができます。 また生活に便利なグッズの展示(例えばコップに取り付けて8分目まで注がれたら音で知らせる器械、お醤油を出し過ぎないように何CCかずつ出せる容器、靴下ペア洗いクリップなど)やユニバーサルデザインの点字絵本やゲーム(オセロ、ルービックキューブ、ウノ、ペンタゴン)がありました。 佐藤さんに子供向けの絵本を読んでもらい、翔太も満足げでした。 ほかには事務室とトイレがありました。 スタッフは常勤4名、非常勤3名(内盲ろう者1名)。 都から委託を受けたNPO法人「東京盲ろう者友の会」が運営を行うそうです。 壁紙や絨毯、テーブルやイス、すべてが新しく、新鮮さと、「さあ出発だ!」という意気込みが感じられました。 車いすでも移動しやすいようにドアも大きく、段差もなかったです。 私たちのいた時間帯では30人くらいの方が見学していました。 テレビの取材もあり、内覧会の様子を写していました。 盲ろう者向けに個別説明会が今後4回開かれるそうです。 @6月4日 A6月10日 B6月16日 C6月22日 時間は10時から17時までの希望の時間帯 余談ですがセンターの隣のビルのおそばやさんでお昼を食べました。 そばの量がふつうのおそば屋さんの2倍以上で、おなかがいっぱいになりました。 「そば大盛りで!」と頼んでいたサラリーマンのそばは、砂場で作る砂山のように超大盛りで、のけぞってしまいました。 ★浜口さんのメールには写真が2枚添付されていました。 下のリンクをクリックすると、写真が出てきます。 浜口さん撮影の写真1 浜口さん撮影の写真2 ★浜口さんのメールを読んだ佐藤さんから追加レポートが返信されてきました。 佐藤さんは、かんなちゃん(盲導犬)と別ルートで参加したようです。 東京都盲ろう者支援センター受信日時 : 2009年 5月29日(金曜) 13時13分 こんにちは、佐藤由紀子です。 浜口さん、楽しくて詳しいレポートをありがとうございました。 佐藤はおととい皆さんと別れた後チョイチョイっと地下鉄を乗り継いで銀座に寄って帰りました。 日立に帰ってきたのは昨夜でした。 浜口さんのレポートにもう何も付け加えることないのですが、せっかくなのでちょっとだけ書きますね。 > センターは駅から3分で、分かりやすかったです。 取手組はJR駅から行ったのですよね。 私は地下鉄の浅草橋駅から行きました。 ここからも、A4出口より徒歩2分くらい、地上に出たところの交差点を左にまっすぐなので、見えない人でもすぐ一人で行けるようになるわかりやすさです。 ビルの1Fは、「スーパーかえで」というお店なので、これがいい目印です。 > 佐藤さんはクラスメイトなだけあって、すばらしい友達口調でした! > 「佐藤だよ。来たよ。」 > 「おお、よく来たねえ!」 > 二人の絆を感じました。 「ハハハ」、タメ口でしたね。(笑) まあ、何十年たってもああいう感じでしゃべれるのが若い時の友人のいいところです。 皆さんが帰ったあと、福島さんと光成さんと少しおしゃべりしました。 彼とは久々に会ったので、うちの「カンナ」の名前の話とか、互いの近況とか、「健康には気をつけよう」とか、単なるおじさんとおばさんの会話でした。(笑) この「支援センター」の開設が実現したのは、昨年福島さんが石原都知事に面会した時に、盲ろう者の現状をお話しして、それが引き金となって昨日にいたったとのことです。 もちろん、その後ろにたくさんの人たちの協力と、長年の地道な活動があってこそなのですが、やはり当事者が自分の言葉で自分たちの状況や、社会に向けて伝えたいことを話すことの力を感じました。 安藤千代子さんともそんな話を少ししました。 茨城もスタートをきったばかり!! 盲ろう者がいつでも気軽に出かけて、交流したり、訓練を受けたりできる、そんな場所ができたらいいですね。 いやいや、できたらいいじゃなくて作りましょうね。 そんな思いを新たにした見学でした。 ★佐藤さんのお話にありました、東京都知事の新聞記事を「盲ろう者交流日誌」にアップしておきました。 これも、新保さんから送っていただいたものかも知れません。 だとすると、ダブってアップされているかも知れませんが、お許し下さい。 三宅さんから写真の説明が入ったメールがとどきましたので、「盲ろう者交流日誌」にアップしました。 前のページへトップページへ |